学校や企業の団体等だけでなく個人の歴史をまとめた「自分史」があり、いろいろな活動を歴史的視点でまとめたものです。
多くは10年や20年などの節目の周年を機に制作されることが多く、50年や100年史はボリュームが多くなるようです。
記念誌刊行にあたっては「歴史、記録を残す」「外部にたいしての広報」など、どのような目的で作るのかということ決めておくことが大切です。
一般的な記念誌編集の流れを紹介します。
記念誌制作の準備
業者に原稿を渡す「入稿」の準備です。
編集委員を組織して編集の方針や発行の目的を決めたり、委員で役割を分担して原稿の執筆依頼や資料収集、写真撮影の手配をします。
仕様を決定する
記念誌の仕様には様々なものがあります。表紙はハードカバーにするのかソフトカバーにするのか、見返しの有無、素材の選択、カラー印刷かモノクロ印刷かなど何万通りにもなります。
予算を決定する
この段階は頁数がまだ決まっていないこともあり、仮見積をお知らせします。
スケジュールを作成します
納品日から逆算したスケジュールを作成します。流れは「入稿」▷「初校」▷「2校」▷「3校」▷「納品」と分かれて、通常の冊子よりもボリュームが多いため、余裕を見てスケジュールを決めておいた方がいいです。
資料を集めて構成案を作成
集めた資料から目次を作成し構成を考えます。
入稿から納品
いただいた原稿をもとに印刷データを作成し校正を行います。何十年も保管するものなのでチェックの期間は長めにとることをお勧めします。
入稿から納品までは3ヶ月くらい考えておいた方がいいです。